今現在、TPP参加への是非で大変な日本。
このTPP問題は311の東日本大震災の復興にも大きくかかわっている。
僕の実家は東北なので、いろいろ声を聞くことがある。
現政府の対応がとても納得のいくものではないので、切実にこの問題を見守る毎日。
最初に言っておきたいのは、実は私自身は日本のTPP参加が必須だと思っているということ。
よく言われているように第一次産業が、収入源の大半を占めている東北にとって、TPP参加はとても受け入れられるようなものではない。
食料自給率は大切で、食料を輸入に大きく頼った国家は、絶えず外交でのマイナスのカードを持つことになる。
それを考えれば、その産業の多くが、国の保護、補償があって成り立っているという現実があり、実利益は低いとしても、食料自給能力を高めておくことに価値はあるであろう。
とくに東日本大震災で津波、原発事故での放射性物質の被害と大打撃を負った東北にとっては、一刻も早い第一次産業の復興を待ち望んでいる。
しかし! グローバル化は何もITの分野だけではない。
すべてのことがグローバル化している。
そうなると国に守られてきた、日本の第一次産業の自立力が今こそ必要なのではないだろうか。
これもはっきり言っておきたいのは、いくら必要といっても、TPP参加は今ではないだろ!!!
参加に当たっての議論もしていないといってもいい状況の中、あまりにも酷い話しである。
結局のところ、アメリカの狙いは日本の金融と医療なのかもしれないけど、東北はそんな体力ないんです。
TPP参加にあたって、日本の第一次産業従事者に対してどう活性化させるのか、競争力をつけさせるのかを、充分に話し合ってからTPPに参加すればいいと思う。
参加というより、新たなシステムを作って提案するくらいじゃなきゃダメだ。
安易に否定してはダメだし、参加もしてはいけない。